
エッセンシャル思考という言葉をご存知でしょうか?
もしかしたら聞き慣れない言葉かもしれません。
エッセンシャル思考とは、
エッセンシャル思考は、より多くの仕事をこなすためのものではなく、やり方を変えるためのものである。そのためには、ものの見方を大きく変えることが必要になる。
出展:エッセンシャル思考 グレッグ・マーキュン著 P.14
とこの本には書かれています。
「やるべきことがたくさんあるのに、仕事を頼まれると断れない。」
と忙しく働き自分の時間が作れずにいる社会人の方や、
「あれもしてみたい。これもしてみたい。どう動けば良いのかわからない。」
とこれから就職を控え将来をどうしてよいか悩んでいる学生。
と現代に生きる人なら誰もが持っている悩みじゃないでしょうか?
そんな悩みを解決したいなら、エッセンシャル思考を身につけることができれば、これらの悩みを解決するヒントになると思いこの本のご紹介です。
エッセンシャル思考を読んでの感想
自分のやってみたいことに集中して打ち込むにはどうすればよいのか?
僕自身が、自分のやっていることや、どうしてよいか分からず悩むことは多いので、この本に書かれていることはとても参考になりました。
ぼくは二つのことが内容が印象に残りました。
選択することをやめてしまっていないか?
「この仕事つまらないしやりたくない。でも給料のために仕方なくやっている。」
「この仕事上司や同僚に恵まれている、つまらないわけじゃないんだけど、このままだと自分の成長につながらない。」
今の現状に不満を持ったり嫌だなと思うこと、不満があるわけじゃないけど今のままじゃよくないなと思うことって誰しもありますよね?
現状が嫌であれば、やめたり変えたりすることができるんだけれども、それをしなくなってしまっている。
その理由は、自分にはどうせできない、これをしないと生きていけない、とか様々な理由があると思いますが、いつの間にか自分であきらめて選ぶということをやめてしまっている。
「選ぶ」ということを選ぶというのは、あらたな気づきでした。
ちゃんとノーと言えている?
今までの自分は上手くこと断るとか、勇気をもってノーいうことが出来なくて、無駄に忙しい状態をつくってたり、変に気苦労したりしたことがあったなと思います。
それは相手に気を使ったり、相手に悪いかな、ガッカリさせちゃわないかなという勝手な思い込みによって上手く断るということができていなかったことが理由にあります。
その場のノリで引き受けてチャンスを逃さないという姿勢も大事だけど、やりたくないことをきちんと断るというのも大事ですね。
そのためには自分のやりたいことをしっかりと決めておくことや、ノーと伝える勇気が必要です。
この本で得られること
この本には、
- エッセンシャル思考とはそもそも何なのか?
- 物事の本質を見抜くこと、何が大事なことなのかを見極めること
- 見極めた大事なこと以外を捨てるにはどうすれば良いのか?
- エッセンシャル思考を気合・根性ではなく自然に身に付けられる仕組み作り
について書かれています。
エッセンシャル思考は、一朝一夕で身に付けられるものではないと思います。
でも常にこのエッセンシャル思考で考え行動することが出来たら、ミニマリストらしくシンプルに幸せに生きられるのではないかなと思いました。
忙しくされてやりたいことができない社会人の方や、今後の進路に悩んで何をしてよいのか分からない学生の方には、ぜひ読んでみてもらいたい1冊です。
それでは。