本『ゼロ秒思考』

こんにちは。

さらなる思考力アップを目指しているきっしーです。

本のご紹介です。赤羽雄二さんという方の『ゼロ秒思考』という本です。

この本は2013年に初版が出ていて、最近の本ではないのですが、本屋さんにいくと今でも目立つ箇所に平積みされているのを見かけることがあります。

ビジネス書のコーナーによく立ち寄る方なら一度は目にしたことがないでしょうか。

前から気にはなっていたのですが、ネットで紹介されているのをみて読んでみました。

考えることに対して真理的な方法が書かれている気がして、結論、買ってよかった本です。

ゼロ秒思考はどんな人に向いてる?

ゼロ秒思考は、

  • 考えることに苦手意識がある
  • 資料作りや文章を書くことに苦手意識がある
  • 時間をかけて考える割にはアウトプットの質が高くない
  • 気になることでモヤモヤすると他のことに手がつかない
  • 人間関係で悩むことが多い
  • 感情の整理をつけるのが苦手

といった毎日の生活の中での悩み事や仕事での悩み事があるけど、いつもうまい解決策が見つけられない、ずっと悩んでしまうという方におすすめの本です。

ゼロ秒思考に書かれている内容

ゼロ秒思考はどんな本かというと、

A4用紙1枚に対し一つの事柄で、悩んでいることや解決したいことについて、自分の考えたことや感じたことをメモ書きをすることで、あたまの中の思考を整理し、まとめていく手法について書かれている本です。

ゼロ秒思考とは、自分の思考の質とスピードを上げていき、瞬時に課題を整理し解決策を見つけ出し、そして意思決定をできるようになる思考のことで、その手法として、A4用紙へのメモ書きが紹介されています。

人はものごとを深く考えているようで、じつは深く考えられていないことがあり、それはなぜかというと

  • 「考えること」についてのやり方自体を知らないから
  • 学校でも考える訓練、どうやったら効果的に考えをまとめられるのかを教わる機会が少ないから

だとこの本には書かれています。

考えたいことや悩み事でメモ書きする内容はささいなことでもよくて、

「あいつと喧嘩した、さてどうするか?」

「あの子と仲良くなりたいな!」

「レジで割り込みされてくそムカついた、つぎに同じことがあったらどうするか?」

みたいな日常でよくありそうなできごとから、

「上司が自分に対してだけ厳しい!」

「同僚のあいつはなぜあんなに仕事ができるんだ?」

「今度のプレゼンの資料をどう作ればよいのか分からん!!」

みたいな仕事上の悩みなど、悩んでることなら何でもよいと言っています。

深く考え、考えをまとめることができるようになれば、心のコントロールもしやすくなり、結果、明るく前向きに生きられるようになるとも書かれています。

ゼロ秒思考を読んでの感想

ブログを書く時に役立つなと感じました。

たとえば、ブログを書き始めの初心者のころだと、書きたいことはあるんだけど、考えのまとまらないうちにパソコンに打ち込み始めて、

  • 結局自分は何を書こうとしてたのか分からなくなる
  • 書き上げたものを読み直すとなにが言いたいのか意味不明

みたいなことがありますが、最初はパソコンを閉じ、どこかにポイっとして紙とペンで自分の書きたいことを深掘って、まとめてから書き出すのにゼロ秒思考の手法はよいなと思いました。

マインドマップとの違い

マインドマップに手法が似ているように感じました。最初のメモ書きに箇条書きで書き出した項目一つ一つに対して、さらに考えのメモを書き出していくと、自分の考えを深堀りでき、考えもまとまっていきやすいです。

マインドマップとの大きな違いは、

  • 一つの項目に対して1ページ使う

という点です。1つの項目に対して1枚の紙に大きく書くと分かりやすくていいですね。ただ、用紙が複数枚に分かれてしまうので、ゼロ秒思考には階層化を分かりやすくする工夫についても書かれています。

自分の感情と向き合える

ゼロ秒思考のやり方にはいくつかルールがあります。

  • 1件の内容に1ページ、1分で以内で書く

というのがあります。

1分だと時間が短いので余計なことを考えずに、瞬間的に思ったことを書くことになります。瞬間的に思ったことを書くと自分の中の本音が出てきやすいので、日常のちょっとした悩みごとでも自分の素直な感情と向き合えます。

『人は忘れる生き物』という言葉もありますが、良くも悪くもその時に感じたことや、考えたことはすぐ忘れてしまいます。最近は、なにかあったときはなるべく紙に書き出すようにしています。

注意点としては、ゼロ秒思考にも書かれていますが、メモは〇〇さんといった人の名前や、〇〇のプロジェクトについてといった出来事について具体的に書くことになるので、人に見られないように要注意ですね。(とくにネガティブな内容のメモは。笑)

ということで、もしこの本が気になった方はぜひ読んでみてください。

それでは!

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