
こんにちは。
ミニマリストのきっしーです。
「何か面白くないな、物足りないな。」
「何かを変えたい。」
「でもどうしたらよいものか。」
日々を過ごしていて誰もが一度は考えたことはありませんか?
ぼくもその一人でした。
今はライターをしていますがドラッグストアの店長をしていたころは、毎日やることに追われ同じようなルーティンの中で働いていていつも考えていたことです。
毎日がつまらないかと言われるとそうではないけど、思いっきり楽しいわけでもない。
そんな一人でした。
そんなぼくは今は楽しく過ごしています。
自分の望んでいたはたらく場所にとらわれずに仕事のできるブロガー、ライターとして独立することができました。
いまこうして独立することができ、それまでのドラッグストアの店長としてモヤモヤしていた人生から変わることになった最初のきっかけになったのが、ミニマリストになったことです。
今回は、ぼくがミニマリストになって変わった考え方や、それによって人生が変わったお話をしたいと思います。
Contents
ミニマリストになった理由

ミニマリストになろうと思ったのは何も人生を変えようと思ったからではありません。
単純に必要なモノでシンプル暮らすっていう考え方に共感したからです。
ミニマリストになった結果として人生が変わることになりました。
ミニマリストになるきっかけとなった本
きっかけとなった本がこの佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」です。
ドラッグストアに勤務時代に時間を見つけてはよく本屋に立ち寄っていたんですが、その時たまたまこの本を見かけて「ミニマリスト」と言う言葉を知りました。
ミニマリストとは何かということや、具体的なモノの手放し方についてだけでなく、ミニマリストの本質が著者の佐々木さんの経験を踏まえて書かれています。
自分と世代が近かったことや本の内容に共感できることが多く、今のぼくにかなり影響を与えた1冊です。
オススメの本です!
実際になってみた感想
ミニマリストの何も置かれていない、モノが少ない部屋の写真を初めて見た時は「なんだこれは?これ楽しいの?」と思いました。
本に書かれていた内容で著者の佐々木さんがご自身を「新しいことをしたくてもデータがいっぱいのグルグル回る重いパソコン」と例えているのとか、
「コンビニが家の冷蔵庫で町全体が自分の部屋と捉える」考え方が面白く、自分も少しずつやってみようと試してみました。
最初は机の上くらいから不要なモノを整理し始めたたのですが、「なにも置かれてない机って気持ちいい!!この机で何か勉強したくなる!」ってなりました。
いつも使っていた(というかほぼ小物置き場になっていた笑)机が違う机に見えてやる気が出てきたんです。
じゃあ、つぎは引き出しの中、本棚の中と言う具合に一つあれば十分のもは思い切って断捨離し、捨てることを実践しました。
部屋からどんどんモノが減っていきました。
気づかないうちに増えていたモノを断捨離してみるといろいろと気がつきますね。
脱ぎかけの服や棚に収まらなかった本で散らかった床は、歩きづらかったりして実は気づかないうちにストレスを感じていたんだなとか。
机や床にものがない状態ってとても掃除がしやすいです。
何もない状態って写真でみた時は最初は寂しく感じたけどすっきりしてとても心地の良い空間だなと思いました。
心なしか自分の運気が上がった気がしました。
ミニマリストになって身についた考え方5つ

不要な物を減らすようにして、ミニマリストになっていく過程で次第にモノゴトに対する考え方が変わっていきました。
大きく4つのことが変わったと思います。
人を羨ましいと思わなくなった、人と比べなくなった
ミニマリストになる前は、
「どこどこに遊びに行って楽しかった。」
「ホワイト大手のどこどこに就職が決まった」
なんて話を聞くと、いいな羨ましいななんて思うこともありました。
話を聞いたあとになんか惨めな気持ちになることもあったり、そういう話にならないように避けてしまうこともありました。
そうすると話を避けるあまり、同窓会とか人の集まるところに行くのがだんだんと億劫になっちゃうんですよね。
「給料の話になったら嫌だな。」
「やべー、結婚の話になったらどうしよう。」
でも、ミニマリストになって何が自分に必要なのかを考え、モノ手放すことに恐れを持たなくなっていくことでモノゴトに対する価値観が変わってきました。
「今の自分にお金って何のために必要だろう?」
「結婚はまあできたらいいかな。」
モノゴトに対して価値観が変わって自分の考え方の軸が出来てきて、気持ちに余裕もでき、人と自分をあまり比較しなくなりました。
決断力が身についた
ミニマリストになったことで選ぶのに悩む時間はかなり減りました。
もともとは優柔不断だったのですが、すぐに決められるようになったと思います。
決断力のなさは、失敗したらどうしよう?という不安からきていると思います。
決断力が身についたのは、モノを手放す時は必要・不必要を決めるなければなりません。
決めていく過程で、
- いる・いらないの選択する基準が明確になった
- 失うことを失敗と捉えなくなった
のが身についたのが決断力がついた理由だと思います。
失うことを失敗と捉えなくなったのは、手放すことで得られるものもあることが分かったからです。
「仕事で使うパソコンは高くても出来るだけ、使ってて気持ちのよいストレスのないものにする。」
「初めていくレストランで、メニューに選びに迷ったら店員さんにオススメを聞いて頼む。」
こういう時はこうするという判断基準ができたことや、
「テレビを捨てたら、情報を得れなくなるんじゃないか?」
→まったく問題はなかった。必要な情報は自分から取りにいける。
手放すことで失う不安を持つかもしれませんが、やり方や方法を変えれば大丈夫なことが多いです。
もちろん今でも大きな決断をしないといけない時は、どちらの選択がベストなのかは迷いますが、決断力はつきました!
行動力が身についた
モノを選んで必要なものだけで生活していると、こうしなきゃいけないという変なこだわりや思い込みも少なくなっていきました。
なくても何とかなるという思考が身につき行動力がつきました。
- 誰々に会いにいく時は、かならず前もって連絡をいれなきゃいけない。→アポなしでも意外と会ってもらえる。(もちろんアポイントは社会人なら必要ですが。笑)
- ライターになりたいけど、経験もスキルもない。→2019年、なれた!。やりながら学んでスキル、経験を身につけていけば良い。
本当に必要モノがあれば、けっこう乗り切れるということが分かってくるので、あまりリスクを考えないようになってきました。(こう考えられるのはテクノロジー の進化が大きく影響しています。)
チャレンジするようになった
行動力が身についたことで、チャレンジをするようにもなりました。
それまではやったことのない
- はじめてフルマラソンに参加
- NPO活動の代表をやってみた
- ウクレレのオープンマイクに出てみた
- 湘南でサーフィンやってみた(湘南でサーフィンに憧れた!1日で終わったけど。笑)
- このブログを始めたこと、ライターになったこと
- 一人で海外に行ってみた
など、どれもミニマリストになったあとに始めたことです。
- 今の自分に必要なものはこれだ。
- これさえあれば生きていける。
という基準がはっきりとわかっていれば自由にチャレンジしていけます。
体験を得たいと思うようになった
消費してしまうモノではなく体験や経験を多くしたいと考えるようになりました。
体験や経験はいずれ役に立つ時が訪れるかもしれないからです。
安いからという理由でチェーン店でコーヒーを飲む→気になるカフェがあれば、高くてもそこで飲むコーヒーやその場の雰囲気を味わってみよう。
「アジアが急成長っていうけど、シンガポールってどんな国だろう??」→本やネットの情報ではなくて実際に行ってみた。急成長の空気を感じに行ってみた。(それまで海外に行きたいとは特に思っていなかった。)
体験や経験って、その時しかできないことってあります。
体験したことは失敗であれ成功であれ、いずれ記事のネタにできるかもしれません。笑
人生が変わったこと

ミニマリストになったことでモノゴトへの考え方が変わったことが、自分の生き方を見直すきっかけにもなりました。
生き方を変えようと思った
ミニマリストになって、必要なものはなるべく良いモノをもちたいと思うようになりました。
安いからといって、いらないのに容量の多いモノを買ったりしなくなりました。
必要なものだけ持つように考えが変わったことで、その時自分が働いていたドラッグストアも含む世の中の大量生産、大量消費のシステムに疑問を感じるようになりました。
もちろん今でもドラッグストアやスーパーはありがたく利用させてもらっている利用者のひとりです。
ただ、自分をモノのように消費する働き方は辞めようと思うようになりました。
消費するような生き方ってどういうことかというと、与えられるだけの環境に身をおくことだと思います。
極論になってしまいますが、ドラッグストアの店長のようなマニュアルでやり方が決まっていて裁量があまりないような職場だと、誰がやっても代わりが利くんです。(あくまで極論ですよ。笑)
ルーティンが多い仕事をダメだと言っている訳ではありません。自分の工夫次第で働く環境を変えることだってできるかもしれません。
人生変わってライターになった
消費するような生き方は改めようと思い、ドラッグストアを辞めました。
この決断はぼくの人生で大きな決断でした。
次の就職先は決まっていませんでした。でも手放す方が先と考えていたんです。
人が持てるモノって限界がありますよね。
右手に傘持って、左手に買い物袋持ってたら、玄関のドアは開けられないです。
バスケをやろうと思ったら、野球のグローブは外さないとダメなんです。
手放さないと得られないと強く思ってました。
ドラッグストア店長を辞めたあとは、モノを売るのではなくて体験や経験を提供できる仕事はないかなと探していました。
パーソナルモビリティのインストラクターをしたり、古民家のカフェの店員をやってみたりして、3年くらいさまよっていた時期はありましたけど。(3年もか。笑)
独立したいなという想いは先にあったのですけど、なにで独立したいというのがなかったんですね。
最終的にはミニマリストらしく場所にとらわれずに、どこでも、パソコン一つでできるライターやブロガーとして生きていくという決心がつきました。
最近では遊ぶように働くと考え方も広まってきました。
いまはとても楽しく過ごしています!
ミニマリストになって考え方の変化がなかったら、ドラッグストアの店長を辞めるという決断はせず今もモヤモヤしながら働いていたかもしれません。
最後に

ぼくはミニマリストになったことによって、人生が変わりました。
この事実は間違いないです。
ミニマリストになれっていうことと言いたいのではありません。
メリットもあれば、デメリットもありますから。
日々、物足りなさや、何かを変えたいなと思っているならば、何かを手放してみること、自分にとって必要なものは何かを決めておくのも一つの方法ですよということを伝えたいです。
手放すって、やめてみることと同意義だと思います。
大好きな甘いものやめてみたら、ダイエットになって美肌が手に入った。
やめてみたら、なにか別のモノが得られます。
今回お話しした内容は、ミニマリストになる以前の自分と比べて起きた変化について書きました。
ぼくは日々少しずつでも良くなっていること、成長していることに喜びを感じています!!