
ミニマリストになって考え方や行動はなにか変わった?
ミニマリストになろうと思ったのは何も人生を変えようと思ったからではありません。
必要なモノのみでシンプル暮らすっていう考え方に単純に共感し、いつの間にかミニマリストになってました。
ミニマリストになる過程で少しづつ考え方に変化が生まれ、考え方が変わったことで行動が変わりました。
今回は、ぼくがミニマリストになって変わった考え方や、それによって人生が変わったお話をしたいと思います。
目次
ミニマリストになった理由

ミニマリストになるきっかけとなった本
きっかけとなった本が佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」です。
ドラッグストアに勤務時代に時間を見つけてはよく本屋に立ち寄っていたんですが、その時たまたまこの本を見かけて「ミニマリスト」という言葉を知りました。
ミニマリストの何も置かれていないがらんとした部屋の写真を初めて見た時は
「なんだこれは?楽しいの?」
と思いました。笑
本に書かれていた内容で著者の佐々木さんがご自身を「新しいことをしたくてもデータがいっぱいのグルグル回る重いパソコン」と例えているのとか、
「コンビニが家の冷蔵庫で町全体が自分の部屋と捉える」という考え方が面白く、自分も少しずつやってみようと試してみました。
自分と世代が近かったことや本の内容に共感できることが多く、今の自分に影響を与えてくれた1冊です。
小さなスタート!最初は机の上から
最初は机の上から不要なモノを減らし始めたのですが、
「なにも置かれてない机って気持ちいい!!この机で何か勉強したくなる!」
ってなりました。
すっきりさせたことでほぼ物置き状態になっていた机が違う机に見えて急にやる気が出てきたんです。
じゃあ、つぎは引き出しの中、本棚の中という感じで一つあれば十分のもの、いらないものは思い切って捨てることを実践していきました。
部屋からどんどんモノが減っていきました。
ストレスが減り得られた快適
気づかないうちに増えていたモノたちを断捨離してみることでいろいろと気がつくことがあります。
脱ぎ捨てた服や棚に収まらなかった本で散らかった床は、歩きづらく実は気づかないうちにストレスを感じていたんだなとか。
机や床にものがない状態ってとても掃除がしやすいなとか。
何もない状態の部屋を写真でみた時は最初は寂しく感じたけど、すっきりしてとても心地の良い空間だなと思えるようになりました。
心なしか自分の運気が上がった気がしました。
ミニマリストになって変わったこと5つ

不要な物を減らすようにして、ミニマリストになっていく過程で次第に物事に対する考え方が変わっていきました。
大きく5つのことが変わったと思います。
人と比べなくなった
ミニマリストになる前は、
「〇〇に遊びに行って楽しかった!」
「大手ホワイト企業の〇〇に就職が決まった!」
なんて話を聞くと、羨ましいなと思うこともありました。
話を聞いたあとになんか惨めな気持ちになることもあったり、そういう話にならないように避けてしまうこともありました。
そうすると惨めな自分を避けようと、同窓会とか人の集まるところに行くのがだんだんと億劫になっちゃうんですよね。
「給料の話になったら嫌だな…。」
「結婚の話になったらどうしよう…。」
でも、ミニマリストになって
- 何が自分に必要なのか?
- 何があれば満足なのか?
と少しづつ自分の物差しができてきたことで、次第に他人の物差しで自分を見なくなったように思います。
「今の自分にお金って何のために必要だろう?」
「結婚はまあできたらいいかな。」
自分の考え方の軸が出来てきて、気持ちに余裕もでき、人と自分をあまり比較しなくなりました。

決断力がついた
自分なりの物差しができたことで選ぶのに悩む時間はかなり減りました。
もともとは優柔不断だったのですが、すぐに決められるようになったと思います。
決断力のなさは失敗したらどうしよう?という不安からきていると思います。
モノを手放す時は必要・不必要を決めなければなりません。
決めていく過程で、
- いる、いらないの判断基準が明確になった
- 大抵のことは手放しても困ったことにならない
の分かってきたことが決断力のついた理由だと思います。
「テレビを捨てたら、情報を得れなくなるんじゃないか?」
→まったく問題はなかった。必要な情報は自分から取りにいける。
手放すことで失う不安を持つかもしれませんが、やり方や方法を変えれば大丈夫なことが多いです。
もちろん今でも大きな決断をしないといけない時は、どちらの選択がベストなのかは迷いますが、決断力はつきました!
行動力がついた
決断力が身につくこと、身軽になることで行動力があがりました。
なるべく身軽な自分でいるために他で代用できるものはないか?と試行錯誤していくうちに、こうしなきゃいけないという変なこだわりや思い込みも少なくなっていきました。
また、なくても何とかなるという思考が身につき行動力がつきました。
- 誰々に会いにいく時は、かならず前もって連絡をいれなきゃいけない。→アポなしでも意外と会ってもらえる。(もちろんアポイントは社会人なら必要ですが。笑)
- ライターになりたいけど、経験もスキルもない。→2019年、なれた!。やりながら学んでスキル、経験を身につけていけば良い。
なければないなりに、けっこう乗り切れるということが分かってくるので、小さなリスクを恐れて行動を制限するというのが減ったと思います。
チャレンジするようになった
行動力が身についたことでチャレンジをするようにもなりました。それまではやったことのない
- はじめてフルマラソンに参加
- NPO活動の代表をやってみた
- ウクレレのオープンマイクに出てみた
- 湘南でサーフィンやってみた(1日で終わったけど。笑)
- ブログを始めてみた
- 一人で海外に行ってみた
など、どれもミニマリストになったあとに始めたことです。
「いや、それぐらいのことかよ!」
って思った方もいらっしゃるかもしれませんが、自分にとっては大きな変化です。
身軽になってフットワークが軽くなったことで、やってみたいけどやらずにいたことのハードルが下がりました。
- 今の自分に必要なものはこれだ
- これさえあれば生きていける
という基準がはっきりとわかっていれば不安が減り自由にチャレンジしやすくなりました。
体験や経験を重視するようになった
消費してしまうモノではなく記憶として残る体験や経験を多くしたいと考えるようになりました。
体験といってもちょっとしたことでよいと思っています。
- 食べたことのないものを食べてみる
- 通ったことのない道をいってみる
体験や経験って、その時しかできないことってあります。
バンジージャンプを一度やってみたことがありますが、年取ってからチャレンジだとちょっと厳しそうですよね。
体験したことは失敗であっても、いずれは記事のネタにできるかもしれません。笑
人生が変わったこと

ミニマリストになったことでモノゴトへの考え方が変わったことが、自分の生き方を見直すきっかけにもなりました。
生き方を変えようと思った
ミニマリストになって、必要なものはなるべく良いモノをもちたいと思うようになりました。
安いからといって、いらないのに容量の多いモノを買ったりしなくなりました。
必要なものだけ持つように考えが変わったことで、その時自分が働いていたドラッグストアも含む世の中の大量生産、大量消費のシステムに疑問を感じるようになりました。
もちろん今でもドラッグストアやスーパーはありがたく利用させてもらっている利用者のひとりです。
ただ、自分をモノのように消費する働き方は辞めようと思うようになりました。
消費するような生き方ってどういうことかというと、与えられるだけの環境に身をおくことだと思います。
極論になってしまいますが、ドラッグストアの店長のようなマニュアルでやり方が決まっていて裁量があまりないような職場だと、誰がやっても代わりが利くんです。

ルーティンが多い仕事をダメだと言っている訳ではありません。自分の工夫次第で働く環境を変えることだってできるかもしれません。
人生変わってライターになった
消費するような生き方は改めようと思いドラッグストアを辞めました。
この決断はぼくの人生で大きな決断でした。
次の就職先は決まっていませんでした。でも手放す方が先と考えていたんです。
人が持てるモノって限界がありますよね。
右手に傘持って、左手に買い物袋持ってたら、玄関のドアは開けられないです。
バスケをやろうと思ったら、野球のグローブは外さないとダメなんです。
手放さないと得られないと強く思ってました。
ドラッグストア店長を辞めたあとは、モノを売るのではなくて体験や経験を提供できる仕事はないかなと探していました。
パーソナルモビリティのインストラクターをしたり、古民家のカフェの店員をやってみたりして、3年くらいさまよっていた時期はありましたけど。(3年もか。笑)
独立したいなという想いは先にあったのですけど、なにで独立したいというのがなかったんですね。
最終的にはミニマリストらしく場所にとらわれずに、どこでも、パソコン一つでできるライターやブロガーとして生きていくという決心がつきました。
最近では遊ぶように働くと考え方も広まってきました。
いまはとても楽しく過ごしています!
ミニマリストになって考え方の変化がなかったら、ドラッグストアの店長を辞めるという決断はせず今もモヤモヤしながら働いていたかもしれません。
最後に

ぼくはミニマリストになったことによって、人生が変わりました。
この事実は間違いないです。
ミニマリストになれっていうことと言いたいのではありません。
ミニマリストは合う人もいれば合わない人もいます。
日々、物足りなさや、何かを変えたいなと思っているならば、何かを手放してみること、自分にとって必要なものは何かを決めておくのも一つの方法ですよということを伝えたいです。
手放すって、やめてみることと同意義だと思います。
大好きな甘いものやめてみたら、ダイエットになって美肌が手に入った。
やめてみたら、なにか別のモノが得られます。
今回お話しした内容は、ミニマリストになる以前の自分と比べて起きた変化について書きました。
ぼくは日々少しずつでも良くなっていること、成長していることに喜びを感じています!!